■家庭用蓄電池は初期費用が大きなデメリット
家庭用蓄電池を導入してしまえば、電気量を節約できるなどランニングコスト面でメリットが期待できます。しかし決して安くはない設備のため、導入するための初期費用は、家庭用蓄電池のデメリットと言えます。家庭用の蓄電器は産業用のものと比べると、蓄電できる電力量は少なく、購入費用もリーズナブルに抑えられています。それでも、導入するには150万円程度の費用が掛かりますし、設置に伴って基礎工事が必要になる場合には、その費用も負担しなければいけません。
家庭用蓄電池の導入にかかる費用と、導入後に節約できる費用を考えると、早期に元が取れる投資とは考えられないでしょう。エコロジーという点では大きな魅力とメリットがあるものの、経済性の点においては、大きなリターンを得られるわけではないという点は、理解しておかなければいけません。
■補助金制度はどんどん縮小
太陽光発電や家庭用蓄電池などのエコロジー製品の導入に関しては、以前では国や自治体から補助金を受け取れるケースが多く、コスト面で大きなサポートとなっていました。こうした補助金制度は、完全に消滅したわけではないものの、国や自治体にはそれぞれ予算がありますし、導入する世帯が増えることによって確実に縮小しています。もしも家庭用蓄電池の導入に補助金を期待している人は、実際に導入する際に補助金を利用できることを確認した上で蓄電池を選ぶことをおすすめします。自治体によっては、補助金の対象となる蓄電機種が限られていたり、特定のプロセスに沿わなければ対象外になってしまうケースがあるかもしれません。注意しましょう。
■設置スペースがなければあきらめなければいけないケースも
家庭用蓄電池のデメリットには、設置のためにある程度のスペースを確保しなければいけないという点があります。郊外の庭付き一戸建てなら、設置スペースを確保することは、それほど難しいことではないかもしれません。しかし都市部では敷地に余裕がないケースが多く、家庭用蓄電池のための1メートル四方程度のスペースを確保できないこともあります。
どんなに家庭用蓄電池を導入したくても、設置できるスペースがなければあきらめなければいけません。家庭用蓄電池は屋内でも屋外にも設置できますが、屋外設置の場合には基礎工事が必要となることも多く、コスト面で予想以上にかかってしまう可能性もありません。
ただし近年では、家庭用蓄電池の普及に伴って技術面や製品開発が進み、コンパクトなサイズのものや、壁に設置できるものなども販売されています。そのため、大容量の蓄電池にこだわりたい人以外は、設置するスペースに合わせた蓄電池を選びやすくなっています。
