家庭用蓄電池の価格は今後どうなるか、リチウムイオン電池の市場動向から解説

近年注目されている家庭用蓄電池。購入をお考えの方も多いと思いますが、気になるのはいつが買い時かということです。もし今後価格が下がるのであれば、当然それまで待つという選択肢がでてきます。

 

家庭用蓄電池は増産の見込み

一般的に電子機器などは少し我慢して買うのを待ったほうが、より価格が下がって手に入りやすくなるというイメージがあります。特に家庭用蓄電池は、売電価格が下がって電力を家庭で消費するスタイルが増えていく中で、今後もっと生産数が上がると見込まれています。通常であれば、大量生産ができるようになればコストが抑えられて価格は下がるはずです。

 

家庭用蓄電池の価格はリチウムイオン電池によって決まる

残念ながら、実際には家庭用蓄電池の価格下落はあまり期待できないと言われています。その理由が家庭用蓄電池の要であるリチウムイオン電池の価格高騰です。リチウムイオン電池は他にもスマートフォンやPC、エアコン、冷蔵庫、そして電気自動車などに使われています。これらを見てお分かりいただけると思いますが、どれも現代の生活の必需品であったり、近年需要が高まっているものばかりです。リチウムイオン電池を構成しているコバルトやリン酸鉄というのはレアメタルと呼ばれていて、元々採掘量が少ない資源です。限られた原材料を各業界が奪い合う形になるので、リチウムイオン電池は価格が高いのです。

 

電気自動車の時代にはリチウムイオン電池の価格が上がる

中でも2015年以降にリチウムイオン電池が急騰する原因となったのは、電気自動車の普及といわれています。それまではまだ一部の富裕層の乗り物というイメージだった電気自動車が、徐々に一般の人達でも手が届くようになってきました。特に近年の環境意識の高まりから、電気自動車は一気に時代の流れにのり、生産台数が急増しています。

そして専門家の見解では、本格的な電気自動車ブームは今から10年の間に起こるといわれているのです。インフラが整備され、各自動車メーカーから種類豊富な商品が展開されて価格もぐっと下落しました。今こそユーザーにとっても魅力的な商品となった電気自動車はこれからさらに生産数が増え、より多くのリチウム電池を必要とすることになります。そのため当面はリチウムイオン電池、ひいては家庭用蓄電池の価格が下がる見込みはないと考えられているのです。

 

金銭面では早めの購入がお得

家庭用蓄電池の価格が下がることに期待はできませんし、今であれば補助金などが利用できることから金銭面では早く購入したほうがお得かもしれません。しかし性能面では今後技術が進んでより良い商品が登場するという可能性もあるので、購入にあたって何を重視するのかよく検討してみましょう。

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