太陽光発電
近年、SDGsがトレンドとなる中、再生可能エネルギーが注目されています。
特に太陽光発電は、日本において再生可能エネルギーを利用する場合、
最もエネルギー効率が良いと言われています。
そのため家庭用のエネルギー供給源として、利用する人も増えています。
しかしながら詳しく知らない方も多くいらっしゃいます。
今回はよくわからないからメリット・デメリットを知りたいという方に向けて、
太陽光発電のメリット・デメリットをまとめました。
太陽光発電の特徴
まずは太陽光発電について詳しく知らないという人に向けて、
太陽光発電について紹介します。太陽光発電は名前の通り、
太陽光をエネルギー源とした発電です。
太陽電池モジュールを設置することで、
太陽の光を利用して発電が出来ます。
設置出来る場所は屋根、畑、山など多岐にわたります。
また自宅に設置した場合は、
そのまま自宅で利用することが出来ます。
太陽光発電の導入メリット
次に太陽光発電を設置するメリットについて紹介します。
環境に優しい
太陽光発電は再生可能エネルギーの一種です。
そして再生可能エネルギーは自然を利用した発電方法です。
そのため太陽光発電は、発電時に二酸化炭素を排出せず環境に優しいです。
近年、地球温暖化の影響と言われる大型の台風や豪雨などの
異常気象が頻繁に発生していますが、
このまま地球温暖化を防ぐことが出来なかった場合、
2100年には東京の気温が43.3℃になるとされています。
現在の気温でさえ熱中症が問題となっているため、
再生可能エネルギーを利用することはこれからの時代必須であると言えます。
また現在、新型コロナウイルスが世界中で蔓延しています。
新型コロナウイルスが蔓延した原因は、今のところ定かではありません。
しかしながらこのまま地球温暖化が進むと、新型コロナウイルスのような未知のウイルスが、
永久凍土から出現する可能性があります。
そのような事態を未然に防ぐため太陽光発電は有効です。
再生可能エネルギーの中では設置しやすい。
再生可能エネルギーには太陽光発電の他に、
水力発電や風力発電、地熱発電など、いくつかあります。
しかしながら太陽光発電以外の発電方法は設置に時間や手間、
お金がかかるだけではなく、広大な土地が必要です。
そしてコストがかかるにも関わらず、儲かるわけではありません。
反対に太陽光発電は自宅の屋根に設置することが出来るため、
一軒家を購入済みの方は比較的簡単に設置することが出来ます。
農業の衰退を止められる
現在、日本では農業従事者の高齢化に伴い、
農業従事者が減少しています。そして農業従事者の減少と共に、
日本で収穫できる農作物も減少しています。
近年の日本の食料自給率は低く、
令和元年度の総合食料自給率は39%に留まります。
新型コロナウイルスの影響で、
空輸代が高騰したことによる油やチーズの値上げがあったように、
食料を輸入に頼ることは私たちの生活を安心・安全にするためには避ける必要があります。
今回は人の移動が減少したことによる空輸代の高騰でしたが、
この先、石油自体が高くなればさらなる値上がりが予想されます。
結果として困るのは私たち自身ということになります。
そのような最悪の事態にならないために、役に立つのが太陽光発電です。
なぜかというと、田畑を保有している方は、田畑の上部に太陽光パネルを
設置することで農業との両立が可能だからです。
若い世代の方は、農業が過酷で設けることが難しい業界であることを認知しています。
実際に農業従事者の方自身も、農業で生活することは大変だから自分の子どもには、
農業ではなく企業に勤めてほしいという人もいます。
そこで太陽光発電を利用することで、農業だけでは難しいと
考える人の助けとなるということです。
災害時に有効
日本は災害が多い国として知られています。
しかしながら日本は、
大きな発電所で発電しているため発電所がある地域が被災した場合、
自分の地域の被害が深刻でないとしても電気が止まってしまう可能性があります。
そのような場合にも、
蓄電池を購入しておけば自宅で発電した電気を溜めておくことが出来ます。
現在の生活では、電気が止まってしまうとあらゆる点において不便であるため、
万が一に備えたい人にとっては有効です。
太陽光発電の導入デメリット
初期投資する必要がある
当たり前ですが、太陽光パネルを設置するためには費用がかかります。
家庭用として導入される太陽光発電の容量は、
全国平均で4.5kwです。メーカーによりますが、
4.5kwの太陽光パネルを設置するためにかかる費用は、
設置費用込みで約90万円から150万円になります。
また蓄電池も設置したい人は、蓄電池代と蓄電池の設置費用もかかります。
蓄電池の相場価格は、5kWhから7kWhの場合、90万円から160万円です。
設置費用は20万円から30万円になります。
日本の平均年収は436万円と言われているため、
年収の約五分の一から約三分の二の出費となります。
一軒家を買うという投資をした上、さらに他に投資をすることはよく考える必要があります。
さらに農業従事者の人の場合は、田畑の面積が広いほど初期投資のコストがかかります。
コスト面に関して、東京都には支援策がありますが、
企業のように説明を丁寧にしてくれるわけではありません。
そのため時間に余裕がない、細かくてややこしいのは我慢できないなどの人は、
支援策を活用できない恐れがあります。
全ての電気を太陽光発電で賄えるわけではない
太陽光発電を自宅で行うからと言って、すべての電気量を賄えるわけではありません。
なぜなら太陽光発電は太陽が出ている昼間に発電することは可能ですが、
夜間は発電することが出来ないからです。
大抵の家庭は、昼間より夜間に電気を利用することが多いです。
それゆえ昼間に発電したエネルギーを電力会社に買い取ってもらい、
夜間は電力会社から電力を購入する形になります。
よって完全な自給自足は困難です。また2009年度から経済産業省により、
太陽光発電の買い取り制度が制度化されました。
当時は1kWh あたり住宅用で約48円、産業用で約24円となっていました。
しかしながら年々、買取価格は減少しており
2021年には10kw未満の太陽光パネルにおいては1kWh あたり19円。
したがって今から太陽光パネルを購入しても、
元を取ることが出来るのかじっくり考える必要があります。
寿命がある
ソーラーパネルには経年劣化といい、使用するにつれ、
発電量が低下すると言われています。
具体的には購入してから10年後に2.7%、20年後に5.4%、30年後に8.1%です。
また太陽光発電を家庭で使える電気に換えるパワーコンディショナーという装置が、
10年から15年ほどで寿命がきます。
その交換費用が20万円ほど別途かかることを理解しておきましょう。
また台風などの災害で壊れる可能性があります。
被害にあった場合は修理費用がかかるため痛手になります。
近所トラブルが発生する
太陽光パネルは文字通り太陽の光を集めるため、
反射する光が「暑い」「まぶしい」といった苦情に繋がる恐れがあります。
高額な費用をかけて設置したのに、
文句を言われ続けて撤去といったことにはしたくありません。
そのためには実際に近隣トラブルになった事例のほとんどが
北向きと言われていることを考慮し、
購入する前にどの方角に設置出来るかを業者に確認しておくことが大切です。
実は環境に優しくない⁉
太陽光発電は太陽の光を利用するため、
発電時に二酸化炭素を排出しません。
そのため環境に優しいとされています。
しかしながら太陽光発電に利用する太陽光パネルは、
永続的に利用できるわけではありません。
ちなみに税法上の法的耐用年数では17年となっております。
法的な耐用年数というのは、ある資産の経済的な価値が、
年数の経過とともに下がっていくと考えたときに、
消耗分としての減価償却費を算出するためには、
どのくらいの期間利用に耐えられるのかを法律として定めた年数のことです。
しかしながら耐用年数は法律として定めたものであり、明確な寿命ではありません。
一般的には20年から30年ほどと考えられています。
そこで永続的に使えるわけではない太陽光パネルは、
故障や寿命が訪れたら処分しなければなりません。
しかしながら現在はまだ、最終処分場所の確保が追い付いていません。
また処分方法が確立されていないため、適切な処理がされずに廃棄されている事例もあります。
その場合、有害な物質が流出してしまう恐れがあります。
太陽光発電の相場
| メーカー | 設置容量 | 相場価格 | 相場単価 |
| パナソニック | 6.05kW | 165.9万円 | 27.4万円 |
| シャープ | 6.14kW | 167.6万円 | 27.3万円 |
| 三菱電機 | 6kW | 169.2万円 | 28.2万円 |
| 東芝 | 6.4kW | 179.2万円 | 27.6万円 |
| カナディアンソーラー | 6.03kW | 139.2万円 | 23.1万円 |
実際に購入してみての感想
私は蓄電池を購入しておらず、太陽光発電のみになります。
購入したのは2010年頃なので今から約11年前です。
その頃は現在より、太陽光発電による電力の買取価格が高かったのですが、
正直元を取れたのか疑問が残る状態です。
現在は買取価格が安く、蓄電池の価格が高いため、
新しく太陽光パネルを設置して、
蓄電池に電気を集めて使うという方法は合理的ではありません。
私が現在、太陽光発電を設置してなかったとしたら、
そのまま設置しないか蓄電池の価格が
低くなってから購入すると思います。ぜひ参考にしてください。
太陽光発電購入に向いている人
・現在、お金に余裕がある人
・どうしても再生可能エネルギーを使用したい人
・農業をやりたいが、窮屈な生活は嫌だと思っている人
(農業をしながら土地を二重に利用したいと思っている方)
・災害に備えておきたい人
(災害が起こったときに、電気が止まってしまうのがどうしても耐えられない方)
太陽光発電購入に向いていない人
・お金に余裕がない人
→お金に余裕がないのにお金をかけるほどの価値はないと思います
・得すると思って太陽光発電を利用しようと考えている人
・永続的に使えると思っている人
(年数が経つと故障したり発電効率が悪くなっていきます。)
・太陽光パネル以外にコストがかからないと考えている人
(パワーコンディショナーを20年に一度取り替えたりとコストがかかります。)
