太陽光発電は、自宅にエコな発電設備を有する事で自宅の節電が出来つつ、余った電気を売る事が出来る、というメリットがあります。2012年にスタートしたこのFIT制度ですが、当時の価格が42円/kWhだったのが、2021年には19円/kWhまで大きく下落しています。
これでは一見、「お得」と言われていた当時に比べて、今設置するメリットが無いように思えてしまいます。しかし、きちんと売電価格が安い理由を知る事で、それが大きな誤解である事も判ります。
・売電価格の低下は、設置コストが低下しているから
まず誤解されがちなのは、「売電価格は年々下落しているが、実際に売電される際の価格は太陽光発電を設置した年によって決まる」という点です。電力会社に売電される価格は10年間すえおきで、2012年に太陽光発電を始めたならば、10年後の2022年まで、当時の売電価格である42円/kWhで売電できます。
太陽光発電の設置費用は、売電によって10年前後で回収できるものとして設定されています。つまり年々売電価格が下がっているということは、それだけ技術革新や普及によって、設置費用コストが下がっているという事なのです。
・着目すべきは設置費用と回収期間
太陽光発電パネルはメンテナンスも必要ですが、パネルその物の寿命は20~30年です。その為10年間の回収期間後はお得さが加算されていきます。ここで注意が必要なのは、設置する業者やメーカーによって、その回収期間が異なっているという点です。10年前後で回収できるもの、とはなっていますが、設置費用が極端に高額な業者だと気付かずに契約してしまうと回収期間はそれだけ長くなり、10年で回収しきれないケースもあります。出来れば2~5社の業者に見積もりを依頼し、設置費用と回収期間を確認するようにしましょう。
・家庭向けでは地域、気候に合わせた「耐久性」を重視
20年~30年と耐久性に幅がある太陽光パネルですが、気候に合わないパネルを設置してしまうとパネル寿命が短くなったり、十分な発電量を得られない可能性もあります。露天に設置する太陽光パネルの特徴上、海沿いの地域ならば塩害、豪雪地域ならば積雪などの環境がこうした問題に繋がりがちです。しかしこの点はメーカーも理解しており、それぞれ塩害対策や積雪対策を凝らしたパネルも開発されています。発電量やコストを気にかけつつも、こうした地域・気候面での耐久性も考慮していきましょう。
