気象変動の影響を受けて、線状降水帯による集中豪雨の発生など、近年は災害の発生率が高くなっています。災害が起きた時に、特に困るのが停電でしょう。停電は長期化することが多く、家庭でも災害によって生じる長期的な停電に備える必要性が迫られています。その停電対策として有効なのが、電力を自給できるシステムを住宅に導入することであり、中でも特におすすめなのが「太陽光発電」と「蓄電池」の併用です。
太陽光発電システムとは
太陽光発電は、自然エネルギーを利用する、いわゆる「再生可能エネルギー」の一種であり、太陽光で発電するシステムです。住宅での電力自給システムとしては最も一般的なものとなっています。
太陽光発電は「太陽電池」という、藍色のパネルを設置して行います。家庭用の太陽光発電システムでは太陽電池を屋根に設置することが一般的で、住宅の屋根の形状に合わせ、スレートタイプ、瓦タイプ、フラット屋根タイプなど、様々なタイプが用意されています。
太陽光発電システムのメリットとデメリット
太陽光発電システムは太陽光があれば電気を作り出すことが可能で、自宅の太陽光発電システムで電気を作ることができれば、電力会社に支払う電気代を抑える経済効果も期待できます。
一方で、太陽光発電システムには、太陽光がない夜間には発電が不可能であるとか、雨の日や曇りの日など、天候不順の場合は発電量が低下するというデメリットがあります。また、太陽光発電システムそのものでは電気を蓄積できません。
蓄電池とは
蓄電池とは、電気を充電し蓄えることができるバッテリーのことです。あくまでバッテリーですので、それ自体が発電することはできません。小さいものなら、移動可能な空気清浄機サイズのポータブルタイプから、大型のものとしては屋外に設置する大容量のものまで、種類も豊富です。
「太陽光発電システム」と「蓄電池」で災害時に備える
「発電できる」太陽光発電システムと、「電気を蓄える」蓄電池、それぞれのメリットを最大限活かすことができるのが、この両者を組み合わせて利用することです。太陽光発電システムと蓄電池をリンクさせることで、停電発生時でも太陽光によって発電し、その電気を蓄電池に蓄えることが可能になります。
災害時でも、蓄電池に蓄積した電気を使用することで、冷蔵庫や照明、テレビを使用できる他、スマホの充電など、災害時に必要となる家電の使用も可能となります。平常時には、電気消費の少ない昼間に太陽光発電システムで発電し、蓄電池で蓄えた電力を料金ピーク時に使用することで、普段の電気代を節約することにも効果があります。
