ソーラーカーポートとは、カーポート(車庫)の屋根にソーラーパネルを設置した発電装置のことです。ソーラーカーポートを設置すると、電気代の節約やデッドスペースの活用、災害時の備えなど、さまざまなメリットがあります。しかし、一方で初期費用や発電効率、増築許可などのデメリットも考慮する必要があります。この記事では、ソーラーカーポートの設置メリットとデメリットについて詳しく解説します。
ソーラーカーポートの設置メリット
ソーラーカーポートを設置するメリットは、主に以下の3つが挙げられます。
- 節電効果が見込める
- デッドスペースを活用できる
- 災害時の備えになる
- それぞれ順番に見ていきましょう。
メリット1.節電効果が見込める
ソーラーカーポートで発電した電力は、そのまま自宅の電気機器に使用できるため、電力会社から購入する電力を減らせます。発電した電力は家電機器だけでなく、電気自動車(EV車)の燃料としても供給可能です。また、二酸化炭素や排気ガスを発生させることなく電力を発電できることから、環境に優しい生活を送れるという利点もあります。
ソーラーカーポートの発電量は、カーポートの面積やソーラーパネルの種類・角度・方向・効率などによって異なりますが、一般的には車2台分のカーポートで年間約4,000kWh程度の発電量が見込めます12。一般家庭の年間消費電力は5,400kWhから5,650kWhとされるため3、自宅の電気使用量の約7割ほどを太陽光発電で補える可能性があるのです。
太陽光発電は設置面積が広くなると発電量も増えるため、カーポートが広ければさらに多くの電気代を節約できるでしょう。
メリット2.デッドスペースを活用できる
デッドスペースを活用できるのもメリットだと言えます。カーポートは車をさまざまな要因から守る以外にも、子供の遊び場やバーベキューのスペースとして活躍します。しかし、カーポートの上部は原則デッドスペースになってしまいますが、ソーラーパネルを敷き詰めれば本来の機能に影響を与えず、太陽光発電システムを整えることが可能です。
屋根の上にもソーラーパネルを設置している場合は、ソーラーカーポートと合わせてより多くの電力を発電できます。カーポートは屋根よりも設置の自由度が高い、という点も魅力の1つです。
メリット3.災害時の備えになる
ソーラーカーポートで発電した電力は、災害時の備えになることも忘れてはいけません。台風や地震などの災害時には、やむを得ず数日間の停電が起こることがあります。その場合、電力会社からの電力供給が絶たれてしまうため、スマホの充電や家電製品を利用できなくなります。
一方、ソーラーカーポートで発電システムを整えておけば、災害時でも問題なく電力を利用できるのです。なお、ソーラーパネルだけでなく蓄電池やポータブル電源を導入している場合は、発電した電力を蓄電池等に貯めておくことができるので、夜間や天候が悪い日でも発電した電力を活用できます。
