アイビス7はスマートスターLを抜いて人気ナンバーワンの蓄電池です。
低価格、大容量、長寿命、高出力
オールマイティで抜け目のない、販売店も売りやすい蓄電池です。
アイビス7の特徴
- 蓄電容量: 7.04kwh
- 停電時出力: 5.5KVA、200v
- 機器保証期間: 15年
- 想定寿命: 12000サイクル
- 蓄電池の重量: 130kg
- 使用周囲温度: -10℃~45℃
アイビス7の懸念点
低温に弱い
上記のアイビスの特徴で記載の通り、
アイビス7は周囲温度「-10℃~45℃」にて
稼働することになっています。
温度範囲は、他の商品もほぼ水準なので、問題なさそうに見えます。
実際は、冬になると頻繁に動作停止します。
たぶん、-10℃まで稼働しないんじゃないでしょうか?
私も現役時代はアイビス7を多数販売してましたが、
冬になるとクレーム続出で、非常に大変でした。
温度特性による動作は、設置後はどうしようもないので、
だいぶ迷惑かけましたね。
間違いなく、来年の冬も再来年の冬も停止します。
私の肌感ですが、北関東より北部の人は、
アイビス7以外の蓄電池をチョイスした方がよいでしょう。
冬の停電時に蓄電池が使えなかったら最悪です。
ハイパーチャージでブレーカートリップ
これも非常に多かったクレーム。
高入出力がゆえに、ブレーカーが落ちまくります。
アイビス7は入出力が5.5KVAと高性能なんですが、
はっきり言ってオーバースペックです。こんなにいらない。
放電が5.5KVAはありがたいですが。そんなに使わないけど。
充電は5.5KVAもいらない。
このせいでブレーカーがトリップします。
他の蓄電池は、概ね主幹ブレーカーの契約容量を
蓄電池に設定し、負荷も含めて契約容量を超えないように、
自動制御されます。
アイビス7の場合、自動制御がないので、ブレーカーの契約容量を
おかまないなしに充電するので、特に夜間帯のエコキュートの利用時間と
重なると、トリップする可能性大ですね。
最近は改善されて、充電時の入力は2KVAになっているようです。
初期段階で購入された場合は、主幹ブレーカーの容量をアップする必要があります。
電気料金が増加しますが仕方ないですね。
PID現象により発電量低下
これが一番のリスク。
まぁハイブリッド蓄電池は全て同じ条件ですが、
太陽光パネルを設置して、8年以上たっている場合、
要は古い太陽光パネルを設置している場合、
ハイブリッド蓄電池を設置すると、発電電流が漏れて、
太陽光パネルが劣化するリスクがあるのです。
太陽光パネルが劣化すると、発電量が著しく低下します。
太陽光発電システム、蓄電池ともに保証対象外なので、
自腹で太陽光パネルを取り替える必要があり、大きな損害です。
PIDが発生する確率は数%とかなり低いですが、発生したら大損です。
回避策は、現場調査後にメーカーに相性を確認して、
リスクがありそうなら、リレーボックスなどを設置することで回避できます。
10万円ほど追加費用がかかりますが、
リスクヘッジとしては安いんじゃないでしょうか。
PID現象が発生する確率はかなり低いので、
ほとんどの販売店や工事業者は相性チェックなど省略して、
エイヤーで設置します。これが現状。
ハイブリッド蓄電池を導入する場合は、注意しましょう。
田淵電機の対応が劣悪
どうにもならなそうなデメリットですが、
電話対応やその後の対応まで含めて、対応が劣悪。
たぶん、対応できる人員以上にアイビス7を販売していることと、
想定以上にトラブルがでまくっているんじゃないでしょうか。
増員することもなさそうなので、需要が落ち着くまでは現状維持でしょうね。
ということで、アイビス7の懸念事項を解説しました。
- 低温に弱い
- ハイパーチャージでトリップ
- PIDで発電低下
- 対応が悪い
ハイパーチャージは、最新版では改良さているので解決。
PIDは他の蓄電池も同様なので、仕方ない。
対応の悪さは諦める。
残るは、低温に弱いことですね。
冬場に冷え込む地域に住んでる人は、
他の蓄電池にした方がよさそうです。
